オートポイエーシス

オート(自己)ポイエーシス(制作)とは境界を自ら作り出すことにより、その都度自己を制作するという考えです。

オートポイエーシスの概念は、チリの神経生理学者マトウラーナとヴァレラの共著論文「オートポイエーシスー生命の有機構成」(1973年)ではじめて提起されました。
その論理は神経システムをモデルにして組み立てられ、細胞システムや免疫システムに拡大していった理論構想です。

観察者の視点から捉えられた既存の生命システム論と異なり、オートポイエーシス論はシステムそのものの視点からシステムを捉えることによって、システムの境界、作動、コード化の意味を根本的に変えてしまいました。
いまだ形成途上の理論ですが、社会学、脳神経生理学、法社会学、精神医学など多様な分野で応用、研究されています。

M E N U

外から内へ視点の転換
入力も出力もない開かれたシステム
産出プロセスのネットワークシステム
設計図なしの家づくり

カオスとフラクタルオートポイエーシス